冷えやむくみは放置せずにしっかりと対策を行いましょう
冷えやむくみは女性を中心に多くの方を悩ませている症状です。
冷えとむくみは、それぞれ別な症状のように感じますが、冷えにより血流が悪くなることでむくみが現れている場合もあります。
この二つの症状は直接命に関わることが少ないことから、軽視しそのまま放置してしまうことの多い症状ですが、冷えが身体に悪影響を及ぼしている場合もあります。
もしかしたら、慢性化した「肩こり」や「頭痛」なども冷えが原因になっているかもしれません。
ここでは、「冷え」や「むくみ」の原因や対処法をご紹介していきます。
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目次
冷え・むくみはさまざまな不調を招きます
- 夏場でも長袖が欠かせない
- 夕方になるといつも足がパンパン
- 手先の冷えが気になって仕事に集中できない
- 足が太くてスキニーパンツが似合わない
- 夜になると身体が冷えてなかなか寝付けない
- 足がむくんでヒールがきつくなる
冷えとはどういう状態なのでしょうか
冷えとは
冷えは、血流が滞ってしまうことで毛細血管まで血液が行き渡らなくなってしまっている状態を指します。
人間の身体は、胃、肝臓、腸などの内臓がある胴体を常に一定温度に保つため、血液を集め体温の調節をしています。
手先や足先に冷えを感じやすい理由としては、胴体に血流を確保をするため身体の中心部から離れている手足には血液が行き渡りにくくなるためです。
冷えの原因
◆筋力の不足
筋肉量の低下も冷えやむくみに大きく影響しているといわれています。
筋肉は熱を生み出す作用と、ポンプのように収縮することで血液を全身に送る作用があります。
とくにふくらはぎの筋肉は、心臓から送られてきた血液を心臓に戻すポンプ作用があります。
そのため筋肉量が低下すると血行が悪くなり冷えを感じやすい傾向があります。
◆自律神経の乱れ
自律神経は、体温をコントロールする役割をしています。
そのため自律神経に乱れが生じると気温に対する感覚が鈍くなったり基礎代謝が低下し冷えにつながります。
自律神経は、ストレスや昼夜逆転などの不規則な生活、女性ホルモンの不調などが原因となり乱れることがあります。
◆喫煙
日常的タバコを吸う習慣があると、血管が急に収縮し血の巡りが悪くなることで冷えを感じることがあります。
◆血流不良
身体の血液が少ない「貧血」の状態や、血圧が低く全身に血液を送る圧が少ない「低血圧」などの症状が現れている場合、全身に血液が行き届かず冷えにつながることがあります。
◆病気が原因の場合
甲状腺機能低下症や膠原病などの病気により冷えが発生している場合もあります。
冷えによって起こる不調
冷えによる血流の悪化が、さまざまな症状を引き起こす場合があります。
さらに、冷えは「万病の元」とも言われており、美容面でもトラブルをもたらすことがあります。
◆頭痛
身体が冷えることで血流が悪化し、余分な水分が溜まる「水毒」という状態になることがあります。
「水毒」は頭痛以外にもめまい、耳鳴り、疲労感などが現れることがあります。
◆便秘・下痢
内臓が冷えていると、筋肉の働きが落ちてしまい腸の働きが衰えやすくなります。
すると消化不良が起こり便秘や下痢などの症状が起こりやすくなります。
◆肩こり・腰痛
長時間のデスクワークや長距離運転などで、肩や腰を動かしていなかったり、冷房などの冷気が直にあたるなどして身体が冷えてしまうと血管が収縮し、筋肉が硬くなることで肩や腰に痛みが発生しやすくなります。
◆白髪、抜け毛
血流が悪化することで、髪の毛の色素「メラニン」を生成する細胞(メラノサイト)まで栄養が届かず、白髪や抜け毛などの毛髪トラブルが起こる場合があります。
その他にも、内臓の冷えが続くことで卵巣の機能が低下してしまうこともあります。
すると女性ホルモンのバランスが崩れ生理痛が重くなったり生理不順などのトラブルが起こる場合もあります。
むくみとはどういう状態なのでしょうか
むくみとは
むくみは、何らかの原因によって皮膚の下に余分な水分が溜まった状態のことを指します。
専門用語では「浮腫(ふしゅ)」と言い、更年期障害や妊娠高血圧症候群、リンパ水腫の症状として現れることもあります。
足やすねなどを指で押さえると、皮膚がへこみその後がなかなか元の状態に戻らないときは、むくみが発生している可能性が高くなります。
ふくらはぎなどにむくみが発生することが多い理由は、重力の影響で身体の下に水分が溜まりやすいためです。
むくみの原因
むくみには、一時的な場合と病気の症状として発生している場合があります。
【一時的な問題】
◆長時間の同姿勢
立ち姿勢やデスクワークなどで長時間同じ姿勢をしていると、ふくらはぎのポンプ機能がうまく働かず、血流が滞った結果水分が溜まりむくみにつながることがあります。
◆塩分の取りすぎ
ファストフードや塩っけのあるお菓子などで塩分を取りすぎると、組織間液のナトリウムの濃度が高くなります。
私たちの身体は、浸透圧という作用によって体内のナトリウムの濃度を一定に保とうとするため、塩分を取りすぎた分だけ体内に水分が蓄積され、むくみが発生することがあります。
◆アルコールの飲み過ぎ
アルコールは、利尿作用があります。
その他にも、体温を上げて発汗させる働きもあるため尿や汗となって水分が身体の外に排出されやすい状態になっています。
身体は一時的に水分を失うと、生命の危険を回避するために血管内に水分を取り込む習性があります。
すると、その取り込んだ一部の水分がむくみとなって現れることがあります。
【病気の症状としてのむくみ】
◆心不全などの心臓の病気
心臓に何らかの問題が生じてしまうと、血液循環が悪くなり血液とともに運ばれる水分が蓄積しむくみにつながります
◆リンパ浮腫
ガンなどの手術後によく発生し、リンパ節を取ってしまったり損傷したりした場合、リンパの流れが悪くなりむくみが発生します。
◆エコノミークラス症候群
同じ姿勢を取り続けると、足の静脈に血栓ができるエコノミークラス症候群になってしまうことがあります。
血栓ができてしまうと、血液が心臓に戻りにくくなり足がむくみやすくなります。
日々の生活で冷え・むくみ解消を目指しましょう
冷え・むくみの対処法
冷え・むくみは、そのままにしていても良いことはありません。
早期回復するためには、素早く対処することが大切です。
日々の生活でちょっとした工夫をするだけでも症状の緩和が期待できます。
◆湯船に浸かる
湯船に浸かり、しっかりと全身を温めましょう。
お湯の温度は、38℃〜40℃が目安となります。
15分ほどじっくりと浸かると、全身がくまなく温まります。
さらに、身体が温まっているお風呂上がりにストレッチをすると、血行が良くなっているため、冷えやむくみがより取れやすくなります。
◆有酸素運動を習慣づける
ウォーキングやヨガ、エアロバイクといった有酸素運動は、血流をスムーズにし、冷えやむくみの解消の効果が期待されます。
ウォーキングは、体力に自信がない方でも始めやすい有酸素運動です。
まずは、1日20分歩くことから始め、徐々に負荷を強くしていきましょう。
歩くペースは、息が少し弾む程度です。
ウォーキング時の姿勢は、目線を前に向け、上半身を真っ直ぐに保つことがポイントです。
地面は踵(かかと)から踏み、つま先で蹴り出すことを意識しましょう。
◆セルフマッサージをする
つらい足のむくみには、セルフマッサージを行いましょう。
まず、椅子に座った状態で、つま先を立て、かかとの上げ下げを20回繰り返します。
そして、片足を曲げ、ふくらはぎを両手で掴みます。
掴む場所は、すねの骨のきわあたりです。
両手のひらで挟みこんだら、圧をかけながらゆっくりと上方向へと押し上げます。
ふくらはぎの筋肉がポンプのように作用し、血液を循環させています。
セルフマッサージを行うことで、ふくらはぎのポンプ作用が回復し、足がスッキリとします。
冷え・むくみのない生活を送りましょう
冷え・むくみの予防法
冷え・むくみは、美容にも悪影響を及ぼすことがあります。
普段から、冷え・むくみが起こりにくい生活を心がけましょう。
こちらでは、日常生活で実践できる冷え・むくみの予防法についてご紹介します。
◆冷たい食事を控える
冷たい食べ物・飲み物は、身体を内側から冷やし血流を悪くすることがあります。
冷え・むくみを防ぐためには、常温か温かい飲み物を選ぶようにしましょう。
生姜湯や白湯は、内臓の温度を高める効果が期待されます。
身体の芯まで冷えきっているときは、意識して生姜湯や白湯を飲みましょう。
◆運動する
下半身の冷え・むくみは、ふくらはぎの筋肉を動かしていないことが原因となることもあります。
普段から身体を動かしてふくらはぎの筋肉を使うことで、冷え・むくみ対策になります。
激しい運動を行う必要はありません。
ウォーキングやヨガ、エアロバイクなど無理なく続けられそうな運動を習慣づけましょう。
◆身体を冷やさない
冷え・むくみを予防するためには、身体を冷やさないようにすることが大切です。
首やお腹、手先、足先など、冷えやすい部位は、マフラーや腹巻き、手袋、レッグウォーマーなどであらかじめ寒さ対策を施しましょう。
冬場は屋外と室内の温度差が激しいため、一枚だけ厚い服を着るのではなく、薄い服を何枚か重ね着し、すぐに体温調節ができるようにしておくとよいでしょう。
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